タイムスリップ [ドイツ]
今、ドイツ・モーゼルにいる。
モーゼルはライン川最大の支流で、古城や世界遺産の街なんかがあって、ライン川沿い程観光客もいない、静かな夏の避暑地って感じなんだ。
その世界遺産の街・トリアーにあるポルタ・ニグラ。
ローマ時代、2世紀後半に造られた城門。
黒い砂岩のブロックで出来ているから「黒い城門」なんて呼ばれてる。
ここに入ったとき不思議なことが起こった。
ふと中央が筒抜けになっている城門の反対側通路を見たら、そこに中世の騎士が見えたんだ。
その瞬間、結構いた観光客の姿も見えず、誰も彼の近くにいない。
その静かな古い通路を悠然と歩いてる。
そういえば、城門に入る前、下から見上げたときも騎士の兜が見えた気がして、廻りに言ったんだけど誰も信じてくれなかった。
それで登ってももちろんそんな騎士なんていなかったから錯覚だったのかな、と思ってたんだ。
やっぱりいたんだって誰かに伝えたかったけど、不思議なことに僕の周りにも誰もいない。
この広い城門のこの階にはどうやら僕と騎士のみのようだ。
君が一緒にいたら見えたのかな。
それとも、少なくとも僕の言うことを信じてくれたかな。
モーゼルはライン川最大の支流で、古城や世界遺産の街なんかがあって、ライン川沿い程観光客もいない、静かな夏の避暑地って感じなんだ。
その世界遺産の街・トリアーにあるポルタ・ニグラ。
ローマ時代、2世紀後半に造られた城門。
黒い砂岩のブロックで出来ているから「黒い城門」なんて呼ばれてる。
ここに入ったとき不思議なことが起こった。
ふと中央が筒抜けになっている城門の反対側通路を見たら、そこに中世の騎士が見えたんだ。
その瞬間、結構いた観光客の姿も見えず、誰も彼の近くにいない。
その静かな古い通路を悠然と歩いてる。
そういえば、城門に入る前、下から見上げたときも騎士の兜が見えた気がして、廻りに言ったんだけど誰も信じてくれなかった。
それで登ってももちろんそんな騎士なんていなかったから錯覚だったのかな、と思ってたんだ。
やっぱりいたんだって誰かに伝えたかったけど、不思議なことに僕の周りにも誰もいない。
この広い城門のこの階にはどうやら僕と騎士のみのようだ。
君が一緒にいたら見えたのかな。
それとも、少なくとも僕の言うことを信じてくれたかな。
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