Summer has come

ヨーロッパにもやっと夏が来た。

暖かい日差しに誘われて、公園を散歩したけど
やっぱり大勢のカップルが夏の太陽を楽しんでた。

その中のベストカップル。

信頼感あふれる感じで、
遠く離れた君の事を想って少しさみしかったよ。

Drive in Yellow

この季節のドイツは大地が黄色に染まる。
いつもよりスピードを落として、暖かな陽射しとともに夏の予感を楽しむ。



そういえば、君は旅の途中でふと気に入った小さな町に立ち寄ったりするのが好きだって言ってたね。
あれは雪の積もった小さな町を撮った時だったかな？

この季節、君とドライブしたらきっと目的地になかなかたどり着けないね。
でも、そんな風にゆっくり立ち止まるのも時にはいいかもしれない。
気に入ったところで自分の居場所を探せばいい。

そんなことを考えながら夏を待ってる。

子豚のマーチ

最近ふと気づいたことがある。

君とこうして離れて、もうどれくらいになるのだろう。
僕は少々太ったようだ。



君と一緒にいるときは見栄もあって、やっぱりスリムでいたいって思っていて
それなりに努力してたんだ。

最近は風邪をひいていたり、年末年始の友人たちとの戯れ、
そしてこの前の怪我
そんなこんなが重なって。

でも、きっとそんなことは言い訳だね。

君と会っていないからきっと張り合いがないんだ。

これではいけない。
いつか君とまた会える日を。
そう想って、自分を取り戻すことにしたよ。

そうそう、その一環で、ドイツ語も再度挑戦することにしたんだ。

それと、昔からずっとやりたかった和太鼓も少し始めることにした。
ヨーロッパに38年も暮らしてる大先輩に教わることにしたんだ。

こうご期待。

タグ：ヨーロッパ

Merry Christmas

Merry Christmas!

僕は今、ウィーンにいる。
前にも言ったけど、ヨーロッパの冬はとても寒くて、暗い。
だから、みんなクリスマス・マルクトを唯一の楽しみにしているみたいだ。
街の広場は規模の大小こそあれ日本でいう屋台が所狭しと出ていて、仲間で繰り出してグリューワインと呼ばれるホットワインをわいわい飲む。
ただそれだけなんだけど、みんなとても楽しそうだ。

ここオーストリアではグリューワインもあるけど、プンチが主流。
日本でいうフルーツポンチのポンチなんだけど、卵・ベリー・オレンジ・ラム・・・いろいろ種類があってどれも結構おいしい。
アイアープンチと言われる卵酒はドイツにもあって、これが僕のお気に入り。
毎回最初と最後にこれを飲む。
その間にグリューワイン。
けど、寒いからあまり酔ったことはない。

ウィーンのクリスマス時期は街中がイルミネーションで飾られていてとても美しい。

いつか結構お酒の好きな君と一緒にプンチの飲み比べしてみたい。

Birth Day

こうやって旅を続けてどれくらいになるのだろう？

もうすぐ君の誕生日だったね。
おめでとう、と祝ってあげたいけど、遠い空の下、君の幸せを祈ることしかできない。
もしくは、ずっと君から離れて旅をしてる僕には、その資格さえないのかな。

君は僕に最高の誕生日をくれたのに。

とにかく、誕生日なんて関係もなく、僕は毎日君の幸せを祈ってる。

映画

昨日君と観るはずだった映画を一人で観た。

とても素敵な映画だったよ。

ただ、君が隣にいないのがなんだか間違ってる気がした。

道の途中で

君のことを想いながらなんでもない風景をぼーっと眺めてた。
きっと君が一緒なら、このなんでもない美しさ、わかってくれるんだろうな。

その時流れてたのは君と一緒に買ったミスチルのアルバム。

♪♪♪

聞こえてくる　流れてくる
君を巡る　抑えようのない想いがここにあるんだ
耳を塞いでも鳴り響いてる

君が好き　分かってる　馬鹿げている
でもどうしようもない
目覚めた瞬間から　また夢の中
もうずっと君の夢を見てんだ

同じ気持ちでいてくれたらいいな
針の穴に通すような願いを繋いで

365日の
言葉を持たぬラブレター
とりとめなく　ただ君を書き連ねる
明かりを灯し続けよう
心の中のキャンドルに
フーっと風が吹いても消えたりしないように

砂漠の街に住んでても
君がそこにいさえすれば
きっと渇きなど忘れて暮らせる

君に触れたい
心にキスしたい
昨日よりも深い場所で君と出会いたい

君を巡る　想いのすべてよ
どうか君に届け

♪♪♪

心の半分もぎ取られたような状態だけど
この風景を見ながら僕が考えてる想い
届くといいな。

フラワーカーペット

２年に１度、ここブリュッセルの中心地、グランプラスがベゴニアの花で埋め尽くされる。

少し高いところから見たら、まるで本物の絨毯みたいだ。
こんなところで君とごろごろ出来たら気持ち良いだろうね。
でも、花がかわいそうかな。

このフラワーカーペットは以前は毎年開催されていたんだけど、お金がかかりすぎるってことで２年に１回になったんだって。
なんだか現実的で、君が好きそうな理由だと思わない？

絨毯の模様は毎年テーマに沿って変わるんだ。

もし、僕がデザインするなら、きっとあの日君と一緒に見た水に浮かんでんだか沈んでんだかわからない少し小さめのワニにするのにね。

大人の遊園地

ドイツの夏の風物詩の１つにキルメスという移動遊園地がある。

移動遊園地と言っても結構大規模でアトラクションも大型ジェットコースターまでそろえてある。
君と昔行った浅草の遊園地よりすごいかもしれない。

不思議なのはこの遊園地で遊んではしゃいでる人のほとんどが大人ってこと。
たまにおじいちゃん・おばあちゃんに連れられた子供もいるけど。

大人が心底楽しそうにジェットコースター乗ったり、フリーフォールでこわばったり、次に何に乗ろうかわくわくしてるのを見るのって、すごくステキだと思わない？

こんな遊園地で君と一晩はしゃぎまわれたらどんなに楽しいだろうって思ったよ。

タグ：移動遊園地

夏のライン川にて

以前、冬のライン川から君に手紙を書いたこと覚えているだろうか？

あの時はとても寒く、一面雪で、空気がぴりっとしてたのを覚えているけど、
ヨーロッパの夏は、それはもう穏やかで、時間がゆったり流れてるんだ。

つい先日もライン川沿いでビールとワインをひっかけてたら、少し日が傾き始めて、川面がきらきらと光り始めた。
でも昼間っから飲んでるわけじゃないよ。
ヨーロッパの夏は１日が長い。
日が傾き始めるのは夜の９時～１０時頃なんだ。

そういえば君は会社に自転車で通ってるって言ってたね。
それ程遠くなくても日本の夏はきっとすごく暑いんじゃないだろうか。
いつだったか、一緒に走って電車に飛び乗った時、君は嫌がってたけど、
僕はあの時、君の汗はなんてきれいなんだって思ってたんだよ。